春休みに入り

娘の所属する吹奏楽部は

月末に控えた演奏会に向けて

練習を重ねて頑張っていました。

丸２年前

突然訪れた様々な活動の休止、休校。

そして尽く中止となる行事。

 

学生達は、各々のその年齢で

得られるはずだった

経験からの学びの場を失い、

このままどうなってしまうのだろうか。

 

これまで教育の場に携わってきた私は

親としても、職業的見解からも

悩ましい日々でした。

 

 

中学生、高校生にとっては

先輩から後輩へ受け継がれることも、

 

自分達が後輩に伝えるということも、

 

同級生との摩擦や協力し合うことも、

 

人と関わることで

研ぎ澄まされていく感覚を

学ぶことができない。

 

 

それは、今すぐのことではなくて

大人になっていく過程で

大きな影響が出てくる。

 

なんとか、

ここらで終わりにして欲しい。

 

 

そんな祈りにも近い願いで

過ごしていましたが、

徐々に、

地域や学校によって違いはあれど、

生徒達の活動が

広がりつつあるように感じています。

 

 

 

娘の学校も、

時間や環境はかつての通りとはいかずとも

可能な限りの取り組みをして下さり

ありがたいと心から感謝！

 

 

月末に開かれる演奏会に向けての

少ない時間の中で

先輩と後輩が協力し合って仕上げていく。

 

 

先輩達はこれまでこんな風に

頑張ってくれていたのか！！

知らなかった。

 

演奏会、チョロいと思っていたら

とんでもない！！

 

後輩達はそんな衝撃も受けつつ（笑）

 

 

間に合わない！

マズイ！

どうしよう？　どうする？！

 

学年で協力し合わなければ

前に進んでいけない。

 

 

〇〇ちゃんは協力的じゃない？

〇〇ちゃんはサボりがち？

〇〇ちゃんは一人で頑張り過ぎ？

 

色々な姿が見えてくるのも

こうした時間の共有があるからこそ✨

 

 

その学年、学年でやるべき事、

出来る事に違いがあり、

それぞれに合わせて任される。

 

そうしてステップしていくことで

より成長の可能性が広がる。

 

 

人間は集団で生きる動物だから、

人として豊かな土壌を育むために

やっぱり必要なことだと

改めて感じる春なのでした。

 

満開のピークを過ぎた桜に

緑が美しくなっていくこの時季も好きです。

 

 

 

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