この夏

中学３年生の娘は受験がないので

せっかくの時間を有意義に

過ごして欲しいと願っています。

 

 

ただ、それは

親の私が提示する何かではなく

 

本人の意思で、

コレをやってみたい！

と能動的に楽しめることが

あると良いな〜と考えていました。

 

 

そんな中、

これまで料理に全く興味がなく

食べる専門だった娘が

突然【作ってみようかな〜】の

スイッチが入った模様⁉️

 

私は管理栄養士なので

『娘さんもお料理好き？』とか

『食育は完璧ね』

小学校の時は『家庭科はバッチリね』

など、

よく聞かれ、よく言われました。

 

 

食育は確かに。

 

離乳食期から

日々食べること自体が

総合的な食育。

 

本人が理解できるようになってからは

何が体を作り

なぜこれが食卓に並ぶのか

豆知識の積み重ね。

で育ててきた自負があります。

 

 

 

ところが、

娘は工作や絵を描くなどの

『造る』『創る』は好きなのに

料理の『作る』となると

とんと興味なし。

 

表情で言ったら“スン”

 

 

私自身は幼い頃から

お手伝いにも興味あったし

お買い物を任されるなんて

ワクワクドキドキでしたが、

とにかく娘は“スン”

 

 

お買い物も、

本屋に寄ってくるという

付加価値があってはじめて

行く行く〜。な感じでした。

 

 

お手伝いは習慣として

とか

誘って一緒にやれば良し

という

管理栄養士の職業柄の方法は

ありますが、

 

娘の性格と未来の成長を親として

考えた時に、あえてその方法は選択せず。

 

 

 

娘の【タイミング】が来た時に

逃さない！

そこだけを心に決めて、

彼女のやりたい事を、得意な事を

伸ばしていくことに注力していました。

 

 

『食』という視点だけに限って言えば、

料理男子とお付き合いして

美味しいものを作ってもらうのもアリ。

 

ボディワーカー仲間のパートナーを

見ていて、そんな新たな価値観を

持てたことも影響しているかもしれません。

 

 

 

そして迎えた今年

義務教育ラストの夏休み。

 

生きる力として

家事はいくつかお願いしようかな

くらいには考えていましたが、

 

いつもと変わらず料理への

期待はゼロスタート。

 

 

 

そんな夏休みに入ってすぐの、

一緒にお買い物に行った時のこと。

夕飯に焼きそばを希望されました。

 

麺料理を

夕飯に作るのも食べるのも嫌な私が、

え〜…と渋っていると

 

『私が作るから』と。

 

え？

思わず聞き返しました（笑）

 

 

『自分で作ってみるから、それなら良い？』

 

実はその時、

手の指をザックリ怪我して

料理が大変な状況だったので、

それはとっても助かる〜！！

だったのです。

 

 

じゃあ、私は

焼きそばに使う具材で

肉野菜炒めが良いな。

と、お願いをして、

その日はお互いに満足の夕ごはんを

食べることができました✨

 

 

 

それでも、たまたま

“焼きそば食べたさの極み”

でのことだろうと

それ以上の期待は一切ありませんでしたが、

 

なんと一昨日、再び申し出が。

 

今度は『クッキー作ってみたい』と。

 

 

好きな人が出来たのかしらん？

誰か食べさせたい人がいるのかしらん？

なんて邪推をしましたが（笑）

自分で食べる気満々の様子😅

 

 

昨日は甥っ子に会いに行ったり、

メガネ屋に行ったりと

予定がいくつかあったのですが

 

娘の【タイミング】が来た時は

逃さない！

と心に決めていたので、

 

 

午前中にメガネ屋に行けるように

テキパキ動けたら作れるよ。

そう伝えると、

 

（これまでは、じゃあいいや〜で

終わりでしたが）

彼女のやる気は本気のようで

驚くほどスムーズに一日の予定が進み、

材料の買い出しもバッチリ。

 

 

帰宅して、

いつもならダラダラする娘が

張り切ってキッチンに立って、

スマホで検索しながら

あーでもないこーでもない。

 

キッチンのどこに何があるかが

分かっていないので、

それの指示は出したのと、

 

所々のコツだけは

アドバイスを求められたので

サポートしましたが、

ほとんど自分で仕上げていました。

 

 

 

 

たくさん出来上がったので

今日の部活で同級生にも食べてもらうべく

お弁当箱に詰めて持って行きました。

 

 

今までだったら、

こういうケースの時、

恥ずかしくてやっぱり出さなかった

なんて事もあったりで、

 

はてさてどうかしら？な

様子見だった私。

 

 

帰宅した娘は超ご機嫌♪

私が聞かずとも自ら報告（笑）

 

『みんな食べてくれた！』

『全部食べてくれた！』

『料理するタイプだったんだって驚かれた〜』

（↑まぁまぁ的な返事をしたらしい😁）

と、それは嬉しそうな表情。

 

 

そして、

家に残してあったクッキーを食べながら、

自分が作ったものを

皆が喜んで食べてくれることの幸せを

噛み締めていました。

 

 

 

次はゼリーを作ってみようかな〜と

言ってます。

 

 

人によっては

小学生のうちにマスターしている

スイーツですね😁

 

お料理じゃないの？

かもしれませんね（笑）

 

 

本人の意思とタイミングが合った時に

波に乗ることが、

心地よく前進できるポイントなので

内容は何でも良いのです。

 

達成感と自信が成長に繋がるので

内容は何でも良いのです。

 

 

 

体づくりのために

砂糖と小麦粉を常備しなくなって

久しい我が家ですが、

 

今夏は

片目を（時には両目を）つぶり、

 

娘の意欲を活かして

成長を見守りたいと思います。

 

 

 

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