一人暮らしは無理だろうと

周囲から言われまくった娘の話は

ひとつ前のブログで書きましたが

 

その大きな大きな理由の１つが

「ごはん作れないでしょ」

でした。

 

 

お部屋探しの時も

心配性のおばあちゃん（私の母）は

「大学の学生寮に入るんでしょ？」

「え？無い？！」

「じゃあ食事とか付いてる住まいは何て言うの？

学生会館て呼ぶの？そういう所に住むんでしょ？」

「嫌だ？なんで！その方が安心じゃない」

 

学生会館じゃなきゃダメよ！の勢いでした（笑）

 

 

でも、私と娘は

実はオープンキャンパス時点で

受かることを前提にして街の様子や

実際の立地も見て回っていたので

学生会館は候補から外していました。

 

 

確かに食事が用意されているのは楽でしょう。

「今日の体の声に合わせて食べたいものを食べる」

はとても大切なことだと思っているし、

そう教えて育ててきたこともあり

学生会館のシステムではそれが難しいので

できれば自炊して欲しいな〜と思っていました。

 

 

 

とはいえ、

夏休みの家庭科の宿題で

調理実習の課題が出た時くらいしか

キッチンに立たなかった女子に

果たしてできる日が来るのか？！

 

やらせてみなければ

できるようにはならない

と言うのが本音でした。

 

 

 

幸い、

とりあえずは食べるに困ることはない

まずは頼れるものを頼りながら追々ね

と思えた理由がありました。

 

 

大学が

「食」を大切にしてくれていると

知ったから。

 

そして、娘本人が

「食べることが好き」

「食べたいという意欲は常にある」

から。

 

 

 

実は、合格直後に親子で参加した

大学の説明会で

”ブラボー！！！”と興奮した私。

 

大学側から

「食がおろそかになると心のバランスが崩れます。

どうしても大学生は食からカットしがちですが

勉学を頑張ろうとする時には食が大切。

そのために学食のサポートを工夫しております」

という話があったのです。

 

 

 

食は命なり

体は食べたものでできている

と伝える仕事をしている立場としては

 

大学生の食生活は人生の中で

土台が崩れ始める大きなきっかけの時期と

考えていたので

 

このように考えてくださる学校だと知り

娘よ！この学校を選ぶとはグッジョブだよ！！👍

と褒めたのでした。

 

 

ですので、一人暮らしを始めて

いざ「作れない」という状況になっても

朝・昼・夕食

いずれかを学校で食べれば

なんとかなるでしょう。

 

慣れてきた自分で頑張れたら良いのでは♪

という気持ちになれたのでした。

 

 

 

 

・・・そして？？

 

 

 

 

どうなったか？？？

 

 

 

 

 

4月半ばに私が東京へ戻ってから

お盆休みに帰ってくるまでの

一人暮らし期間 約４ヶ月。

 

 

 

 

友達との外食や

休日のカフェブランチなどの予定以外は

自炊して過ごしたのでした✨

 

学食を活用したのはお昼ごはんだけ。

 

 

 

4月に私が作り置きしてきたおかずは

あっという間に食べ切るだろうと予想していたら

 

5月に引越し第２弾として

3泊4日で私が訪問した際にもまだ残っていて。

 

結局私と二人でそれを食べるという（笑）

 

 

今回、帰省した娘がしみじみと

「私、頑張ったと思わない？」と。

 

 

いや〜〜〜〜〜〜〜ホント

これまでは何だった？？と思うよ（笑）

素晴らしいよ！

偉いよ！！

 

いっぱい褒めてあげました。

 

 

3月までは、一緒に出かけると

「夕飯のおかず、美味しそうな惣菜

買って行かない？？」

なんて言うことが多々あった娘が

 

今回の帰省で同じような場面で出た言葉は

「これ自分で作れたしな〜。」

「冷蔵庫にあるもので作ればいいんじゃない？」

 

 

成長したねぇ〜〜〜〜。

 

 

頑なに女子厨房に入らずだったのに

一緒にキッチンで作りました（笑）

 

 

 

約４ヶ月の間、気が向いた時に

LINEで「今日はこれ作ったよ〜」と

送ってきた夕飯の写真。

 

 

 

こうして並べてみると

少しづつ上達しているのも感じられます😊

 

 

 

 

一人暮らしを始めた娘の様子を

気にかけてくださっている方々から

言っていただくのが

 

「これまで母の背中を見てたのね。」

「ママのごはん、お弁当を食べて

ちゃんと培われていたんだね。」

 

 

 

 

はい。

実は、実は、実は、、、、

 

自分の中にも確信はありました。

 

 

お手伝い＝偉い

お手伝いしない＝学べていない

必ずしもこの等号は成立しないと。

 

 

 

土壌を耕し

小さな種を蒔き

水、太陽を注ぐ

 

花が咲くタイミングは子ども自身が知っている。

花の色は子ども自身が決める。

時には咲かないこともあるけれど

耕した土にはちゃんと培われたものがある。

 

 

 

何かを子どもがする時、させる時、

子の未来に繋がる選択は？

未来から俯瞰して見た選択はどれだろう？

 

未来から見た子ども

これを常に意識していました。

 

未来から今に繋げるってとても大事。

 

揺るがない幹となる視点があると

ブレずに種まきができます🌱

 

 

 

そして

「食は命なり」

「体は食べたものでできている」

「体はその人自身の食文化」

 

これは管理栄養士としての幹であり

我が子だけでなく

家族だけでなく

私に出会ってくださる皆様に届けたいと

常々思っていること。

 

 

お弁当ブログもその一つだったな〜と

今、改めて実感しています♡

 

 

 

 

あっという間の２週間の帰省を終え

昨日京都へ戻っていきました。

 

会いたい友達に会えて

渇望していたカラオケに何度も行けて

楽しかった〜〜〜！！！と

容量MAXに詰まった重いスーツケースを

力強く引きながら東京駅の雑踏に去っていく姿は

3月の頼りなかった娘とは大きく異なりました。

 

 

〜余談〜

”不在の期間にGが出没していないか”

それだけを心配して帰っていきましたが

一応、昨日時点では無事だったそうです🤣

 

 

 

  

 

 

 

 

 

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